今日は、上野の国立科学博物館で開催中の特別展「インカ帝国展-マチュピチュ「発見」100年」に行ってきました。
お目当ては、3D映像で楽しめるマチュピチュの旅の体験です。発表当初から気になっていたんです!
さて、インカ帝国展ですが、まずは前半の展示コーナーで知らないことが多すぎて驚きの連続でした。
それまでインカ帝国のイメージは謎の遺跡と黄金の国というものだけでしたが、実は統治システムがすごくユニークだったんですね。
なんと日本列島と同じ長さの広い国土を 『文字なく、鉄器なく、車輪なく』治めていたのです。それを可能にしていたのは、インカ道と呼ばれる国中隅々まで整備された歩道だそうです。
標高3,000メートルという空気の薄い高地にありながら、 これらを伝って280キロもある道のりをリレーし、人海戦術で口頭で王の指示を伝えていたという。うーん、人のみを動かし、治めるという果てしないことを 成し遂げていた当時の王家とそのシステムに感心でした。
そして、本日のメインの3Dシアターへ。マチュピチュへの旅です。
これは、マチュピチュを天空から眺められて面白い!パノラマ大画面で臨場感もありちょっと酔ってしまうほどでした(笑)本当に山に囲まれた都市だと再認識しました。
表現の部分での欲を言えば、3Dの感じがもうちょっと欲しかったかな。遺跡の壁など近いものは立体的に見えるのですが、遠景だと立体感が伝わりにくいかも。
まぁ、マチュピチュは山の景色が多いから仕方ないんですけどね(笑)
空間表現としての臨場感の実現を色々と考えるきっかけになりました。
こういった文化遺産などのコンテンツもゆくゆくは実現していきたいですね。
展覧会としても、おすすめです!
インカ帝国展: 3Dスカイビューシアター
2012年3月29日